ルーズヴェルト・ゲーム 最終話 感想
最初のシーンから今までの嫌な奴だった銀行の人がいい奴に。
これは・・・全員いい奴になるフラグでは!?
「銀行員が見ているのは金じゃない、人です!」
このイツワの社長はいい奴になるのか?どうなのか?
このドラマの二大大根女優、平井理央と檀れいの秘書姿を見るのも最後かと思うと感慨深い。平井さんはかわいいけど女優はやめたほうがいいね。うん。檀れいがだいぶましにみえる。
私事だけど、このドラマ見る直前に園子温の「ヒミズ」を見ていて、ヒミズにこのドラマの監督がいっちゃった通り魔のおっさん役で出てたから、なんだか変な感じ。更生したのかな、この人。みたいな。相変わらず変は変だし。ジャージはダサいし。
食堂のシーン。いやあ、ずるいわー。こんな汗臭い男たちが楽しそうに肩組んで歌ってたら泣くわー。
本当に、弱くても、勝てなくても、諦めずに立ち向かう人たちの姿って人を元気づけるし、勇気づける。その中にただただ「野球が好き」っていう気持ちが見えると余計に。
だからこそ阪神や広島には熱狂的ファンが多いのかな。東大野球部もよく話題になるしね。弱くても勝てます、っていうドラマもやってるし。
部長と会長と沖原のキャッチボール。部長もほんとうにいい人になって。。半沢のときはあんなに性根の悪い支店長だったっていうのに。あのドラマのせいで大抵の銀行の支店長という支店長悪い人だと思っちゃうようになった。いい支店長もいるだろうに。
そして!やっと明らかになったデブの名前!水木!
調べると公式でブログなんかも書いてる。「万年ベンチ要因。しかし盛り上げ要員としては欠かせない存在。」だそうです。
そしてポジションはキャッチャー。やっぱりか。イメージ通りか。
そして試合。社長、いい人か。
そして萬田。泣いた。萬田には泣いた。
そして井坂。この人も好きなんだよねえ。方言がなんともいえない。この人は半沢のときからいい人だったけど。
如月のこの全ての勝ち誇ったかのような顔がどうしても許せなかったんだけど。この金持ちの家に生まれて早慶のどっちかに入ってテニサーで遊びつつも意識高い系の学生団体にも所属して大企業に就職しましたっていう顔。
自ら盛り上げる社長。普通のおじさんだったらここで、ちゃっかりチアと肩組んじゃってーってなるところだけど、唐沢さんだからそんなブーイングも起きない。
ここぞというときの犬彦!痛そう・・・
逃げずに当たった犬彦を見て何かを感じる如月。これはこいつもいい奴になるのか!?
笹井専務が元野球部長の片りんを見せる。感動。
そして突如現る謎のイツワのいい奴キャラ。見た目はうさんくさいのにね。
そして突然引き締まる如月の表情。おもむろに入る如月の心の声。これは完全にいい奴になるフラグ・・・!
最後井坂さんの盗塁だけど。守備妨害にはならないんだ。バントと盗塁で最後の一点が決まるっていうのはなんか新鮮だ。
そして最後のバッターは新田。お決まりのきわどいファールを受けて限界に達した沖原の脳裏に蘇る数々の言葉。タッチなみにドスンとしたストレートでゲームセット。
いやあ、日曜の夜に見るには最高の爽やかさ。「ヒミズ」で終わらなくてよかった。
ジュディオングが何気にいい味出してるわ。
最後完全に如月がいい奴になっててわろた。
いいタイミングでかかってくる電話。コンペパートは野球パートに比べてえらいあっさり終わったけど、まあこんなもんかな。
野球部の行く末のオチはよかったとおもう。せっかくとった都市対抗の本選出場権は逃したんだよね?辞退したらどうなるんだろう。結局イツワが出るのかしら。まあそれはそれでいい奴になった如月と沖原の友情物語の始まりとしてはよさそうだけど。
本当に日曜劇場らしい日曜劇場で、危惧されていたような半沢の焼き直しでもなく、良いドラマだったと思う!
さすがに最終回だし、「逆転に次ぐ逆転」を売りにしてるだけあって予定調和というか「どうせ最後は勝つんだろ」的な所は否めなかったけど、全体としては満足。
ただ一人、半沢を引きずりまくってた人、香川照之。
よくわからないけど土下座し始めちゃうんじゃないかってヒヤヒヤしたわ。それはないけど。