続・最後から二番目の恋 9話 感想
本当にこのドラマは人と人との間に流れる微妙な空気の作り方がうまい!
和平とえりなの「年頃の娘と父親の微妙な会話」すごいわかる。
天真爛漫な女の子だったら違うんだろうけど、ああいうツンデレ?みたいなタイプの女の子は、本当はお父さんのこと大事に思ってても、面と向かって口に出しては絶対言えない。
どうでもいいけど、和平のスウェットは、最近の50代あるあるなの?うちのお父さんも着てるけど。
薫子と千明みたいなタイプの女の人って、たぶん若い時からずっとああなんだけど、年取るとみんなおばさんになって垣根なくなるってわけじゃなくて、ずっとこうなんだね。
女はやっぱりいくつになっても「女子」なのか。
自分も、10年後も20年後も今と変わらない価値観で人の恋愛話にきゃーとかえーとか言ってるんだと思うと嬉しいような悲しいような。
いくつになっても若くいられるって喜ぶべきなのか、いつまでたっても成長しない自分に憤るべきなのか微妙なところ。
最後のシーンは、ああ、そうだよねえ、大人になるってそういうことだよねえ、としんみり。まだ若いけど、私。
こんな世間の酸いも甘いもまだなにも知らないような私でさえ、思うことある。いいことないかな。みんなにいいことあればいいのになって。
大人になるってなんなのか。大抵の人が若いころよりいろんな意味で余裕あるはずだし、いろんなこと知ってるし、出来ることが多くなってもよさそうなはずなのに、実際は若いころよりどんどん出来ることが少なくなっていく。やりきれない思いをすることも多くなっていく。
それはいろいろ知ったが故なのか、それとも目には見えない何かをたくさん失ってるのか。まだわからないけど切ないなー。
なんだかんだ言ってまだ「若い」って言ってもらえる今を大切にしよう、と思った。
でも小泉今日子はなんだかんだ言って若いし、きれいですよね。